国がん、患者さん向け~ホームエクササイズを紹介~

2020/06/03

新型コロナウイルスの感染を避けるため、家に引きこもりがちながん患者らのために、国立がん研究センター中央病院と東病院のリハビリテーションチームが負荷の小さなエクササイズ動画を作り、投稿サイト「YouTube」で公開している。

❖高齢者にもぴったり

動画は「がん患者さんのためのホームエクササイズ」。体力の落ちている人にも無理のないエクササイズで、高齢者にもぴったりだ。

運動は計10種類でいずれも5分弱。呼吸法からスタートし、立ったり、座ったり、歩いたりの機能を維持するために、下肢のエクササイズが中心になっている。骨に負担のかかるひねりのある運動は避けた。

作成したのは、国立がん研究センター中央病院と東病院。きっかけについて、中央病院の骨軟部腫瘍・リハビリテーション科の主任理学療法士、渡辺典子さんは、がん患者の多くが新型コロナウイルスに感染しないよう、屋内にこもりがちだと気づいたことだという。

❖「3週間ぶりの外出」

患者のなかには、外来診療の際に「外出は3週間ぶり。前回の診察以来、外に出ていなかった」と話す人もいる。「緊張しており、なんとなく落ち着かない」など、精神的なストレスを感じている人も少なくない。

運動不足による筋力低下は、思わぬ転倒やけがを招きかねない。しかし、テレビやインターネットで紹介されるエクササイズは健康な人向けがほとんど。患者には激しすぎることから、負荷が小さく、家でできる運動を考案した。

渡辺さんは「フレイル(虚弱)の心配のあるお年寄りにも合う。今後、嚥下(飲み込み)のエクササイズも紹介していく予定なので、ぜひ使ってほしい」と話している。

国立がん研究センターのサイトは以下の通り。
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/orthopedic_surgery/040/index.html

フォローすると、定期的に
\ケアするWebマガジン『〜から』の更新情報が届きます。/

『〜から』公式LINEに登録 Facebookページをフォロー
Share
LINE