新コラムがスタート! 訪問美容師・湯浅一也さん

01 Oct 2019

『 訪問美容師 湯浅 一也 』

ある老人ホームに入居されている80代の女性がいいました。「髪を切ることは『底深い顕示欲』である」と。1人1人骨格や顔立ち、頭の形、毛量や髪質・生まれも育ちも好きなカルチャーも違うからこそ、ヘアスタイルにこだわりがあります。それは、何歳になってもどんな状況になっても、当たり前に持っていることを日々強く感じているからです。

私、湯浅 一也と申します。仕事は訪問美容師です。

髪の仕上がりを確認しているtrip salon un.スタッフの大坪 やよいさん

25歳で起業して以来、高齢者の〝美〟を追求

北海道札幌市出身で中学生時代に美容師を志し、美容専門学生時代に「訪問美容師」の存在を知り自分の夢の道を定めました。

20歳で上京して、東京・原宿の美容室で5年勤務。「人が好き」関りを拡げ繋げてゆくひとつのツールとして「美容師」の職を選び、探求していく中で選んだ「訪問美容師」だったのです。

美容師という職と出会ったのは中学2年生のころでした。それまで近所の床屋に父親に連れられて髪を切っていましたが、正直切った後の髪型を気に入っていなかった私は、学校に行きたくなかったのです。そこでこの悩みを友人に相談したところ「よかったら美容室に一緒に行かない?」と誘ってくれました。そのひとことが、美容室に初めて行ったその日が私にとっての人生に大きな影響を与えました。

自宅や病院、介護施設や障がい者施設で、「怪我」「疾病」「高齢」「妊娠中」などの理由で外出が困難な方。ご家族の介護や乳幼児の育児を常にしていて、家を離れると家族の安全が保てなくなる方々の元に訪問して、美容室で受けられるサービスを専門的にサービス提供する会社「株式会社 un.」の代表として実際の訪問美容の現場に行って施術を行って7年。この仕事をしてきて感じたことや美容師としてみる介護現場や、介護士が思う美容とは何なのか? そして、高齢者向けトレンドの髪型や、高齢者の方々に伝えていきたいことをこれから月2回に渡り、発信していきます。

 

・・・今日の大先輩の名言「 髪を切ることは、底深い顕示欲である。 」80代 女性 元洋服仕立屋

湯浅 一也(ゆあさ・かずや)1987年1月31日 、札幌市生まれ。札幌ビューティーアート専門学校卒業後、2008年にStudio Vに入社。サロン勤務を経て2012年に株式会社 un.を設立。美容師国家資格・初任者研修修了2つの資格を持ち、訪問美容の現場でハサミを握り、美容学校や介護専門学校での講師活動やセミナー・講演、テレビや新聞・インターネットニュースなどにも出演するなど活躍の場は多岐に渡る。

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