4つの魅力プログラム体験でみんな笑顔=さわやか笠寺館(名古屋市南区)

20 Nov 2019

産経新聞社は、全国介護付きホーム協会(東京都港区)との共同企画で2019年10月から「こども一緒に介護のしごと体験イベント」の実施ホームを各地から募集しました。
その結果、全国23カ所から応募があり、22のホームが同11月までに近隣の親子などと交流を図る独自プログラムのイベントを実施。このコーナーでは、その模様をリポートしていきます。

今回応募した全国のホームの中からトップで紹介するは、名古屋市南区の介護付有料老人ホーム「さわやか笠寺館」です。名鉄名古屋本線の本笠寺駅からほど近い閑静な住宅街に位置する同ホームは、スタッフ24名、入居者80名の中規模施設。地上5階建ての建物は2階から5階まで居住スペースとなっており、全室トイレ、洗面所が完備された個室で構成されています。「親子で一緒に介護フェスタ」という名称で募集したイベントは11月10日に実施。近隣の小学生親子を中心に25名が参加し、普段はなかなか接することができない介護施設のさまざまな設備やお仕事を体験しました。

ミャンマーからの技術実習生、ナン・ニラ-ウィンさん(左)、ピョー・イースエさんもイベント担当として頑張りました

■近隣の小学生ら25名が参加

ポカポカ陽気の秋晴れとなったこの日。13名の子供たちとその保護者のみなさんが笑顔で「さわやか笠寺館」にやってきました。

参加者の中にはすでに同施設での過去に行った小規模のイベントに参加経験がある人もいましたが、「本格的なプログラムを作成して行うイベントは今回が初めて」と施設長の熊崎直美さん。予想以上に参加者が集まったため、3グループに分かれて、1時間半で用意した4つのプログラムを体験してもらう形としました。

おやつ作りでは一緒に参加した父兄が大活躍

◆参加者が体験したプログラム
①お風呂体験・・・寝たまま、座ったままでも入浴できるリフト浴、機械浴槽にチャレンジ

②車いす体験・・・お父さん、お母さんを車いすに乗せて館内を運転

③おやつ作り体験・・・キッチンにてヨーグルトとゼリーを親子で協力して作る

④ライフマップ体験・・・グループ施設で実施している「生きがい」を発見する夢の地図づくり

初体験のリフト浴。まるで遊園地のように楽しめました

■不思議体験のリフト浴

男女3名に保護者2名で構成された1班が最初に向かったのは2階のお風呂場です。ここにはリフト浴、機械浴槽を完備。重度の入居者でも寝たまま、座ったままで入浴することができます。さっそくリフト浴に挑戦した馬道健太朗くん(小4)は、当初恐る恐るの着席でしたが、いざ動き出すと「わー、思ったより楽しい! 床屋(の椅子)に似ている」と満面の笑顔。今まで経験したことがない不思議な動作感覚に興味津々の様子でした。

施設内の廊下を使った車いす体験。まっすぐ押すのにひと苦労で…

■運転は意外に難しい…

続いて2班の女子3名グループは、車いす体験からスタート。いの一番にお母さんを乗せて車いすを押した岡谷優菜さん(小5)は「思ったよりも難しい」と試行錯誤しながら直線約20メートルの廊下を往復。乗車体験をした森結依さん(小5)は「想像以上に乗り心地がよくて楽しかった」とニコニコしながら感想を述べてくれました。

その後、女の子グループは4階のキッチンに移動してのおやつ作り。1班と合流して施設スタッフに手伝ってもらいながら、ヨーグルトとゼリー作りに挑戦しました。

介護の新しいカタチとなるライフマップ体験。みんなで夢を語り合いました

■夢を語り合う自己表現ツール

そんな中、今回のイベントで最も盛り上がったプログラムは「ライフマップ体験」でした。

最も多い6名の男の子たちで構成された3班は、同プログラムを真っ先にチャレンジ。最初は画用紙やマジックなど文房具が用意された部屋に半信半疑で入り込んだ彼らでしたが、このプログラムを指導するために北九州市内のグループ施設からわざわざ出張してきた青木大輔さんに促され、おのおの将来の夢や好きなことを書き出すと、すぐに室内は笑顔の渦に。ふだんは障害者を担当している青木さんは「元々は高齢者施設の入居者向けに開発したツールですが、子供たちに使ってもらうことで、保護者も知らなかった子供たちの好きなことや新たな将来の夢も発掘することができることに役立つと発見しました」と〝鉄板ネタ〟がハマって満足そうでした。

初めてライフマップに挑戦した上辻陽太くん(中1)は「(イベントに参加したのは)親に連れて来られたからだけど、(ライフマップは)夢を探せてよかった」と意外な発見を存分に楽しんだ様子。「中学では野球チームに所属している」スポーツ大好き少年は、「(将来は地元の)中日ドラゴンズに入団して、根尾選手みたいになりたい」と大きな夢を語ってくれました。

 

イベント終了後はスタッフのみなさんと全員で記念撮影

■濃密な1時間半の体験ゾーン

4つのプログラムをたっぷり約1時間半かけて体験した面々はイベント終了後、口々に「楽しかった」と感想を述べてくれました。閉会時に熊崎施設長が「今後も季節ごとに行事を行う予定。マグロの解体ショーなどもやります」と話すと、みんな「また来たい。ありがとうございました」と元気よくあいさつ。最後はスタッフらと記念写真に収まった25名は帰り道も笑顔のまま、「さわやか笠寺館」を後にしました。

介護付有料老人ホーム さわやか笠寺館

住所:〒457-0051 愛知県名古屋市南区笠寺町字松東58番2号

開設年月日:2016年11月1日

定員/居室数:80名/80室

問い合わせ先:TEL:052-819-0850

FAX:052-819-0851(8時半~19時)

kasadera@sawayakaclub.jp

施設長からひとこと:当施設は今年11月で丸4年目を迎えました。スタッフも増えて、みんな毎日楽しく働いています。また、新しくミャンマーから3名の技術実習生がやってきました。彼女たちは全くの未経験者でしたが、3年間ここで働き介護福祉士の資格習得を目指しています。入居者のみなさんには健康管理・皆様が安心して施設での生活が送って頂けるよう努めて参ります。笑顔が溢れる施設にします。

 

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