入居者さんとふれあい 介護施設を身近に感じて=SOMPOケア ラヴィーレ金沢八景(横浜市金沢区)<1/2>

2019/12/27

京急逗子線・六浦駅からほど近い、閑静な住宅街に位置します。正面玄関を入ると、光が差し込む落ち着いたインテリアのロビー。入居者さんたちが作った見事なペーパークラフト作品が飾られていて、ほっとした気分にさせてくれます。
11月17日に開かれた「親子で参加 介護のしごと体験イベント」には、近隣から親子4組10人が参加。お子さんは2歳~11歳。みんな元気な子供たちです。

おやつづくりでは、準備から配膳、片付けまでを担当。おばあちゃまたちに大人気でした

■一生懸命なサービス おばあちゃまに大人気

まず、1階のラウンジで、施設長のあいさつに続いて、きょうのイベントについてスタッフさんから説明がありました。簡単な体操のあと、入居者さんたちが食事の前に行うという「口腔体操」も親子で体験。その後は3チームに分かれて介護のおしごと体験がスタートしました。

この日のプログラムは①配膳、おやつづくりの体験②車いす体験③着替えの補助④洗濯物のお返し⑤看護スタッフ体験―の5つ。「~から」も1チームに同行して、親子の体験を取材させていただくことにしました。

まずは①配膳、おやつづくりの体験です。3階に上がって、同じフロアにあるダイニング(食堂)に到着。広々として、落ち着いた重厚な家具が配置されている空間です。子供たちはまず、おそろいのエプロンと帽子を身につけてスタンバイ。身なりが整ったら、まずは手を洗います。

この日のおやつは、カラフルなゼリーが食欲をそそるフルーツポンチ。子供たちは手分けをして、ランチョンマットを並べたり、ガラスの器にカラフルなゼリーを盛りつけたりしています。こうしている間に、入居者さんたちがダイニングに集まってこられました。ちょっと緊張しながらも「どうぞ」と声をかけて、フルーツポンチを配ります。

 「みなさんがサービスしてくれてうれしいわ」

 「おいしい! きれいね」

 「本当にかわいいわね。涙が出そう」

入居者さんたちは、小さなスタッフたちの懸命なサービスに感激の面持ち。その様子に、最初は緊張気味だった子供たちにも笑顔がこぼれます。入居者さんたちといっしょにおやつをいただいた後は、お片付け。スタッフさんから「『お下げしていいですか?』って、おたずねしてね」というアドバイスをもらい、1人ひとりに声をかけて食器を下げました。

着替えの補助は大変。お母さんと一緒にできたので、笑顔もこぼれました

■着替えの補助は難しい…

次は車いす体験です。ここでもスタッフさん用のユニフォームに着替えて始めます。車いすに乗るのは初めてという子もいます。

最初に介護スタッフさんが注意を説明してくれます。

 「座ってもらったら、足をフットレストに載せてブレーキを外します」

 「止まるときは、なるべくブレーキを使わずに歩く速さを緩めてね」

なるほど。ブレーキを使うと遠心力が働いて、車いすに座っている人が、前につんのめってしまう可能性があります。子供たちは、同じチームの仲間やお母さんを乗せて車いすを押してみました。Uターンやストップもスムーズです。簡単そうに見えても、やってみるといろいろな発見がありました。

着替えの補助では、左半身にまひがあり、腕を思うように動かすことができない人に着替えていただく方法を教わります。スタッフさんに手順とコツを伝授してくれます。

が、これは見ていても難しそうですが、実際にやってみるともちろん難しい! スタッフさんやお母さんを相手に練習しますが、時間がかかりすぎてしまうと「風邪ひいちゃうよ~」といった容赦ない(?)ツッコミが入ったりもしました。

その後、タオルを入居者さんにお返しする体験も。こちらは着替えの補助よりは難しくありませんが、簡単に見えても大事なお仕事。笑顔でお返しできました。

看護スタッフさんから「うんち」ができるまでを教わりました

■看護師さんに「変身」 「うんちのひみつ」に納得

SOMPOケア ラヴィーレ金沢八景には、看護師の資格を持つスタッフさんがいて、1階に専用のブースがあります。子供たちはここでも、看護師さんのユニフォームにお着替え。ナースの帽子もちゃんと髪に止めます。

ここでは、入居者さんたちが日々服用するお薬を管理したり、体調管理をしたりするのが仕事です。この日は、聴診器を使う体験のほか、看護師さんによる「うんち」講座が開かれました。

まずは、聴診器を耳に当て、自分の体の音を聞きます。これもなかなか出来ない体験です。最初はうまく聞き取れなかった子もいたようですが、最後にはちゃんと体の音が聞けました。

「うんち講座」では、看護スタッフさん手作りの「うんちグッズ」が大活躍! 口から入った食物が、ほぼ1日かけて消化され、体が栄養を吸収した後、うんちになることを学びます。

「小腸は6メートルから7メートル! お父さんとお母さんと、みんな(子供たち)の身長を全部合わせたくらいあります」

看護スタッフさんの説明にびっくりする子供たち。うんちは実は体の状態を表す大事なバロメーター。「理想的なうんち」に毎日ちゃんと会えるように、食事に気をつけたり、ちゃんと体を動かしたりすることが大切なことを学びました。

看護師さん姿で聴診器を操作。男の子はちょっぴり照れくさそうです

■「介護施設のイメージが変わった」

全プログラム終了後、子供たちはお目当てのガチャガチャにまっしぐら。ちょっと疲れたけれど、充実した1日になったようです。

小学校2年生の長男、4年生の長女とともに参加した横浜市の田中伊保子さん(43)は、「介護施設に来たのは初めてですが、思っていたよりずっと明るくて、スタッフさんたちも親身に、親切に入居者さんに接していることがわかりました」と笑顔で話してくれました。お子さんたちは普段、自身の祖父母以外にあまりお年寄りと接する機会がほとんどないそう。「そういう意味でも、子供たちにとって良い経験になったと思います。私自身も自宅から近くて、通いやすく、こんなふうな場所だったら、スタッフとして働くのも選択肢になりますね」

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